【結論】ホームページの公開前には(1) 表示・デザイン (2) コンテンツ (3) SEO (4) 技術・動作 (5) 法務 (6) 解析の 6 分野・20 項目を確認してください。特に「問い合わせフォームの送信テスト」「SSL(https)化と混在コンテンツ」「スマホ表示の確認」は公開初日から機会損失に直結する最重要チェックです。Google アナリティクス(GA4)と Search Console の未設置も、後から過去データは取り戻せません。
公開後に「フォームが届いていなかった」「スマホで文字が崩れていた」「SSL エラーが出ていた」と気づいたとき、その間に訪問してきた見込み客は静かに離脱しています。こうしたトラブルはどれも、公開前に 30 分かけて確認しておけば防げるものばかりです。本記事では、個人事業主が見落としやすい 20 項目を分野別に整理しました。業者に作ってもらった場合も、自分で作った場合も、納品・公開の前に必ずこのリストで確認してください。
A. 表示・デザイン(4 項目)
「パソコンでは綺麗だったのにスマホで崩れていた」は最も多いトラブルです。デザインのチェックは複数の端末・ブラウザで行う必要があります。
- チェック 1: スマホ・タブレットで崩れていないか 実機(iPhone と Android 各 1 台以上)でトップページ・サービスページ・お問い合わせページを表示確認。テキストが画面からはみ出す、ボタンが押せないほど小さい、画像が縦横比がおかしい、といった崩れがないかを目で確認します。
- チェック 2: 主要ブラウザで確認したか Chrome、Safari、Edge の 3 つで表示確認が最低ライン。特に Safari は独自の CSS 解釈をするため、Chrome で綺麗でも Safari で崩れるケースがあります。
- チェック 3: favicon(ブラウザのタブのアイコン)が設定されているか 設定されていないとブラウザのタブに WordPress のデフォルトアイコンが表示されます。小さなアイコンですが、ブランドの印象に意外と影響します。16×16px 以上の png または ico ファイルを設定してください。
- チェック 4: 画像が正しく表示されているか・alt 属性が設定されているか 画像が「×」マークになっているページがないか確認。また、すべての画像に alt テキスト(代替テキスト)が設定されているかも確認します。alt は SEO にも影響し、視覚障害のある方向けのアクセシビリティにも関わります。
B. コンテンツ(3 項目)
連絡先が間違っていたり、料金が古いままだったりすると、信頼を失うどころか顧客を取りこぼします。公開直前に必ず全ページを読み直してください。
- チェック 5: 誤字脱字・文章の不自然な箇所がないか 全ページのテキストを声に出して読んでみると、目視では見逃した誤字や変な語順に気づけます。「て・に・を・は」の誤りや、句読点が抜けているケースもよくあります。
- チェック 6: 電話番号・住所・営業時間が正確か 電話番号の桁数ミス、営業時間の曜日・時間帯の誤り、住所の番地ミスは致命的です。コピー&ペーストで写した情報でも必ず原本と照合してください。また、電話番号はクリックすると電話アプリが起動するリンク形式(`
tel:` リンク)になっているかも確認するとスマホ対応が完全になります。 - チェック 7: 料金・提供サービスの内容は最新か 制作途中に料金を変更した場合、古い価格が残っていないか確認。「〜円〜」と表記している箇所、プラン名、オプション一覧を一通り見直します。「税込」「税別」の表記も統一されているか確認してください。
C. SEO(4 項目)
SEO のチェックは公開後でも修正できますが、公開初日から Google に正しく認識させるために、事前に整えておくと有利です。
- チェック 8: 各ページの title・meta description が設定されているか すべてのページに固有の title タグと meta description が設定されているか確認します。title は 32 文字前後、meta description は 120 文字前後が目安。「タイトルなし」や、複数ページが同じ title になっていないかチェックしてください。WordPress なら SEO プラグイン(All in One SEO、Yoast SEO、SWELL の場合は内蔵機能)で一覧確認できます。
- チェック 9: OGP が設定されているか(SNS シェア時の表示) OGP(Open Graph Protocol)とは、Twitter(X)や Facebook でリンクをシェアしたときにタイトル・説明文・サムネイル画像が表示されるための設定です。未設定だとシェアしても画像が出ず、クリック率が落ちます。og:title、og:description、og:image の 3 つが最低限。ogp.me や Twitter Card Validator で確認できます。
- チェック 10: XML サイトマップを作成・送信したか XML サイトマップは、Google にサイト内のページ一覧を伝えるファイルです。WordPressなら SEO プラグインが自動生成します。Search Console で「サイトマップ」メニューから URL を送信すると、Google のクロールが早まります。
- チェック 11: 構造化データ(スキーママークアップ)が設定されているか LocalBusiness スキーマ(事業所の名前・住所・電話番号・営業時間)を設定すると、Google 検索に追加情報が表示されやすくなります。個人事業主のサイトでは特に、NAP(Name / Address / Phone)情報のスキーマが SEO・ローカル検索に効きます。Google の構造化データテストツールで確認できます。
💡 公開前チェック・公開作業の代行も可能です
当工房では、制作したサイトの公開前に 20 項目チェックを実施し、SEO 設定・フォーム送信テスト・GA4 設置まで一括で対応しています。「自分で作ったけど公開前の確認だけお願いしたい」というご依頼も承ります。無料で相談する
D. 技術・動作(5 項目)
技術系のチェックは見落とすと深刻な問題につながります。特にフォームと SSL は「公開初日から正常動作している」状態を確認してから公開するのが鉄則です。
- チェック 12: SSL(https)化されているか・混在コンテンツがないか サイトのすべてのページが `https://` で始まっているか確認します。`http://` のページが残っていると、ブラウザに「安全ではない」と表示されます。また、https サイトの中に http の画像や外部スクリプトが混在する「混在コンテンツ」も要注意。ブラウザの開発者ツール(F12)のコンソールで赤いエラーが出ていないか確認してください。
- チェック 13: 問い合わせフォームの送信テストをしたか フォームに実際にテストデータを入力して送信し、指定のメールアドレスに届くか確認します。「フォームを送ったのに返信がなかった」という問い合わせの多くは、メールが届いていないか迷惑メールに振り分けられているケースです。Gmail の迷惑メールフォルダまで確認してください。自動返信メールを設定している場合は、送信者への自動返信も届くか確認します。
- チェック 14: リンク切れ・404 エラーがないか ページ内のすべてのリンクをクリックして、正しいページに遷移するか確認します。古い URL に張ったリンク、制作中に削除したページへのリンク、外部サイトへのリンクが切れていないかもチェック。ツールを使う場合は「Broken Link Checker」などの無料ツールが便利です。
- チェック 15: 301 リダイレクトは設定されているか(リニューアル時のみ) 既存のサイトをリニューアルした場合、旧 URL から新 URL への 301 リダイレクトを設定しないと、Google が積み上げてきた SEO 評価がリセットされます。旧サイトの URL 一覧を書き出し、新サイトの対応 URL に一対一で 301 リダイレクトを設定してください。WordPress なら `.htaccess` またはリダイレクトプラグインで対応可能です。
- チェック 16: 表示速度を確認したか Google の PageSpeed Insights(pagespeed.web.dev)で URL を入力すると、表示速度スコアとモバイル・デスクトップ別の改善点が表示されます。モバイルスコアが 50 未満の場合は画像の圧縮・不要プラグインの削除・キャッシュ設定の見直しが必要です。表示速度は SEO ランキングにも直接影響します。
E. 法務(2 項目)
法的な表記は「あとで追加しよう」と後回しにしがちですが、個人情報を扱うフォームがある以上、公開時点から必要です。
- チェック 17: 特定商取引法に基づく表記が必要な場合に設置されているか インターネットを通じて商品・サービスを販売する事業者は特定商取引法に基づく表記が必要です。個人事業主のホームページでも、料金を提示して Web 経由で申込みを受け付けている場合は原則対象になります。記載必須事項は「事業者名・代表者名・所在地・電話番号・メール・販売価格・支払い方法・役務の提供時期・返品・キャンセル条件」等です。
- チェック 18: プライバシーポリシーが設置されているか お問い合わせフォームで名前・メールアドレス・電話番号などの個人情報を収集する場合、プライバシーポリシーの掲示が必要です。また、Google アナリティクスなどのアクセス解析ツールを使用している場合は「Cookie の使用と第三者提供」についての記載も必要です。フッターにリンクを設置する形が一般的です。
F. 解析(2 項目)
解析ツールは「公開してから入れよう」では遅いです。設置した日以降のデータしか取れないため、公開と同時に動いている状態にするのが正しい順番です。
- チェック 19: Google アナリティクス(GA4)が正しく設置されているか GA4 の測定 ID(G-XXXXXXXXXX 形式)がすべてのページに設置されているか確認します。WordPress なら SWELL 内蔵機能や Site Kit プラグインで設置可能。設置後は GA4 のリアルタイムレポートで、自分がサイトを閲覧したときにデータが入ってくるか確認してください。設置を忘れると公開後の訪問者データが永久に失われます。
- チェック 20: Search Console の登録とサイトマップ送信をしたか Google Search Console に URL を登録し、所有権確認(DNS レコード設定または HTML ファイル設置)を完了させます。その後、XML サイトマップ(通常は `https://ドメイン名/sitemap.xml`)を Search Console のサイトマップメニューから送信します。Search Console は「どのキーワードで検索されているか」「どのページがインデックスされているか」を確認できる、SEO 改善に欠かせないツールです。
6 分野まとめ表
チェック項目と、見落とした場合のリスクを一覧にまとめます。
| 分野 | チェック数 | 見落とすとどうなるか |
|---|---|---|
| A. 表示・デザイン | 4 項目 | スマホで崩れたまま。訪問者が即離脱し機会損失 |
| B. コンテンツ | 3 項目 | 電話番号ミスで連絡取れず。誤字で信頼を損なう |
| C. SEO | 4 項目 | Google に正しく認識されず、検索順位が上がらない |
| D. 技術・動作 | 5 項目 | フォーム不達・SSL エラー・リンク切れで信用失墜 |
| E. 法務 | 2 項目 | 特商法・プライバシーポリシー未掲示で法的リスク |
| F. 解析 | 2 項目 | 公開前のデータが永遠に失われ、改善の根拠がない |
岩国出身者の視点
地方の個人事業主の方は、デザインにこだわって作り込んだ後、勢いで公開してしまうケースが少なくありません。フォームの送信先メールアドレスを間違えたまま 2 週間運用していた、というのはよくある話です。問い合わせを一件取り損ねると、初期費用の数分の一が消える計算になります。第三者に公開前チェックを依頼することで、自分では気づかなかった小さな穴を塞げます。
よくある質問(FAQ)
公開後でも直せますか?
ほとんどの項目は公開後に修正できます。ただし、GA4 と Search Console は設置前のデータを取り戻すことができません。また、フォームの不達・リンク切れ・SSL エラーは公開中に問題が発生し続けるため、気づいた時点で即対応が必要です。特商法・プライバシーポリシーも公開中に未設置の状態が続くと法的リスクが積み上がります。事前に確認するほうが後処理の手間を大幅に省けます。
フォームのテスト方法を教えてください
フォームに自分の名前と、普段使っていない別のメールアドレスを入力して送信します。送信先に設定したメールアドレスにメッセージが届くか、迷惑メールフォルダも含めて確認してください。自動返信メールを設定している場合は、入力した別メールアドレスにも自動返信が届くか確認します。WordPress の Contact Form 7 や MW WP Form は、設定画面でメール送信ログを確認できるプラグインと組み合わせると確実です。スマホからも同じテストを実施しておくと安心です。
SSL は必須ですか? 対応していないと何が起きますか?
SSL は現在のウェブサイトでは事実上必須です。未対応の場合、Chrome などのブラウザが「この接続は安全ではありません」と警告を表示し、多くの訪問者が離脱します。また、Google は https サイトを検索順位でわずかに優遇しており、http サイトは不利になります。エックスサーバーなどの主要なレンタルサーバーでは Let’s Encrypt による無料 SSL 証明書が自動発行されるため、設定画面で有効化するだけで対応できます。
GA4 と Search Console は両方必要ですか? 違いは?
役割が異なるため、両方設置するのが基本です。GA4 は「訪問者の行動」を計測します(どのページをどれくらい見たか、フォームまで到達したか等)。Search Console は「Google からの流入」を計測します(どのキーワードで検索されたか、どのページがインデックスされているか等)。SEO 改善には Search Console のデータが不可欠で、サイトの改善にはどちらも必要です。無料で使えるため、公開時に両方設置することをお勧めします。
公開作業だけ依頼できますか?
はい、承ります。「自分でサイトを作ったが、公開前の 20 項目チェックと公開作業だけお願いしたい」というご依頼も対応しています。SSL 設定・フォームテスト・GA4 設置・Search Console 登録・サイトマップ送信まで一括で代行します。作業内容によって費用は異なりますので、まずは無料相談でご状況をお聞かせください。月額保守プランと組み合わせると、公開後の更新や定期チェックも含めて継続サポートが可能です。
まとめ
ホームページを公開する前に確認すべき 6 分野の要点は以下の通りです:
- 表示・デザイン: スマホ・主要ブラウザで実機確認、favicon 設定、画像と alt テキストの確認
- コンテンツ: 誤字脱字の声出し確認、電話番号・住所・営業時間の原本照合、料金表記の統一
- SEO: 全ページの title・meta description 設定、OGP 設定、XML サイトマップ送信、構造化データ設定
- 技術・動作: SSL と混在コンテンツの確認、フォーム送信テスト、リンク切れ確認、301 リダイレクト(リニューアル時)、表示速度測定
- 法務: 特定商取引法に基づく表記の設置、プライバシーポリシーの設置
- 解析: GA4 の全ページ設置と動作確認、Search Console 登録とサイトマップ送信
これらを公開前に一通り確認するだけで、公開初日から問い合わせを取りこぼすリスクを大幅に下げられます。
当工房では、岩国市の個人事業主様向けに以下のプランをご用意しています。月額保守には公開後の更新・定期チェックも含まれます:
- スターター(初期 48,000 円〜・月額 3,300 円〜): 1〜3 ページ。名刺代わりのシンプルなサイトから始められます
- ライト(初期 98,000 円〜・月額 5,500 円〜): 6〜8 ページ。集客を意識した標準的な店舗・教室向けサイト
- スタンダード(初期 198,000 円〜・月額 11,000 円〜): 10〜15 ページ。ブログ運用支援・月次 SEO レポート付き
- プロ(初期 298,000 円〜・月額 16,500 円〜): 20 ページ以上。AI チャット導入・多拠点対応・コンサルティング込み
「公開前チェックだけお願いしたい」「自分で作ったサイトを見てほしい」というご相談も歓迎します。初回ヒアリングは無料です。

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